SG BLOG http://www.twizzleonline.com/blog スピンギアブログ Tue, 09 Mar 2021 09:54:52 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.1.8 大空リシェイプ3発売!!早速使ってみました http://www.twizzleonline.com/blog/2021/03/09/reshape3/ Tue, 09 Mar 2021 09:54:52 +0000 http://www.twizzleonline.com/blog/?p=14052

(畫像クリックで販売ページに飛びます)

大空リシェイプ3が販売開始!!

ついに出ました!詳しい商品説明は販売ページで紹介しているので、まずはさっそく開封して使ってみましょう?

初期ラインナップは塗裝ありが2カラーと木地のケヤキとタモの合計4種類展開。

手元にあったリシェイプ2と大皿の大きさを比べてみると大きくなったことがわかります。

リシェイプ3では大皿が約47mm。最近の海外ブランドのトレンドサイズになりました。

見た目には僅かな差ですが、実際に使い比べると月面著陸のやり易さが格段に違います。誇張ではなく本當に全然違うのでぜひお試しいただきたいポイント。

また、リシェイプ3は小皿も約45mmと大きめ。他のブランドと比較しても小皿が大きいです。

けん玉ワールドカップのトリックでも裏月面や大皿小皿両方の月面を使う技が多いので、小皿側の月面著陸がやり易いのはとても良いと思います。

(余談ですがリシェイプ3の小皿は2の大皿とほぼ同サイズです。リシェイプ3はダブル大皿と言っても過言ではありません。)

よく見ると皿のふちも太くなっています。

秋元モデルで採用された形狀で、うぐいすやたけうまが乗りやすくなります。個人的に良かったポイントです。

 

中皿の穴はリシェイプシリーズでは初採用

YouTubeのPVでも紹介されている通り、けん玉ならぬ「けんけん」でも遊べる設計のバランス調整穴。

けん先が奧まで入る深い穴なので結果的に重心調整効果も高くなっています。玉の穴のように斜めに口が切られているので、重心から遠い位置が効率的に軽量化されています。

月面著陸がやりやすくなるのはもちろんのこと、意外と知られていませんが中皿が軽いとフリップ系の技もコンパクトに回しやすくなります。

けん全體の長さが長くなったこともあってフリップのキャッチもしやすく、フリップ系の定番技マテオチャンス(フリップ-ジャグ-フリップ-ジャグ-けん)などの練習にも良いです。

個人的には気になりませんでしたが、人によっては中皿の穴があるとタップ系の技がやりにくいと感じてしまうこともあるので、穴無しのバリエーションは今後の発売に期待。

 

オススメのセッティング

最後に実際に使ってみてオススメのセッティングを紹介します。

リシェイプ3は標準で糸止めにボールベアリングが入っていて、糸の長さも約53cm(よくやる測り方で指6本分以上)あったので、よっぽどのこだわりがなければ追加パーツは必要ありません。

オススメしたいのが皿胴をはめ込む深さの調整。

リシェイプ3は開封狀態だと寫真の左側くらいの高さに皿胴がはまっています。

この狀態でも月面著陸はしっかりできますが、ぐっと上から體重をかけて皿胴を押し込むとさらに月面著陸がやりやすくなります。

逆に月面よりもフリップのキャッチしやすさを重視したい場合は押し込まずに使ってOK!

寫真中央くらいの位置まで入れるとフリップと月面どちらもやれる萬能型セッティングになるので、いろいろ技をしてみたい人にはオススメです。

※押し込む際は怪我や破損に十分注意してください。油斷すると手首を痛めたりけん玉や床を壊してしまう可能性があります。

寫真右側くらいまで頑張って皿胴を押し込むと、靜止技重視のセッティングに。

まさかり系の技をするときにも玉とすべり止めが當たるようになるので格段にやりやすくなります。まさかりをしたいなら右側くらいまで押し込むのがオススメ。

いろいろ試してみて、個人的には寫真右側のセッティングが好みでした。タモのけんとストライプの玉を組み合わせて使っています。(木目がかっこいいので)

ぜひみなさんもお気に入りのセッティングを探してみてください?

 

実はリシェイプ3は開発段階でたくさんの試作品が存在します。

今回の発売に至るまでにプロトタイプを提供してもらって形狀の希望を伝えたりと、大空アンバサダーとして開発段階から製品づくりに関わらせていただいて本當に嬉しかったです。

もちろん製品版はいままでのリシェイプで一番良いものになっているので、ぜひ手に取って確かめてみてください?

山形工房の社長、工場長をはじめ社員の方々、大空アンバサダーや発売までに攜わった関係者の皆様の熱意がこもったモデルになっていると思います!

 

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1/2/3/4/5Aの各スタイル入門編5個だけチュートリアル #ヨーヨー http://www.twizzleonline.com/blog/2021/03/09/1-2-3-4-5a%e3%81%ae%e5%90%84%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%ab%e5%85%a5%e9%96%80%e7%b7%a8%ef%bc%95%e5%80%8b%e3%81%a0%e3%81%91%e3%83%81%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%88%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%ab/ Tue, 09 Mar 2021 03:17:41 +0000 http://www.twizzleonline.com/blog/?p=14048 フィリピンの2AプレイヤーでスピンギアファミリーのメンバーでもあるKyleがBack2Basicsというオンラインで認定を始めています。舊ハイパーヨーヨーをベースに3段階のレベルに分かれています。

認定カードもあって本格的です。今の所フィリピンに住んでいる人のみを対象にしています。

コロナでなかなか行き來できない中、若いプレイヤーが1Aスキルに偏っているところをオールドスクールプレイヤーとしてあえてもう誰もらや無いホームランやスリーリーフクローバーなど技の幅を広げる可能性のあるヨーヨーの動きをやってもらおう、という趣旨で始まっている若い子に自分たちの経験を還元してヨーヨーをもっと楽しみたいという企畫です。

そしてその”基本技”が終わった人向けに各スタイルの技をピックアップして紹介しています。

この2Aの技紹介をしているのがフィリピンのヨーヨープレイヤーをまとめているKyleです。

Risingボヨンボヨンはなかなかに難しい技です。

それぞれの部門を薄く広く紹介しているので技の違いを見てみたり、とりあえず3Aの技一つくらいはやっておきたい、という人にもおすすめです。高難易度は入っていませんが初級者向け、とも言い切れない技のチョイスになっているのでヨーヨー歴10年以上の人も一度どれくらいできるか確認してみても面白そうです。

1?5Aまでの全部の技が見れるチャンネルはこちら

プレイヤーの中からこういう試みが出てくるのはとてもいいことだと思います。スピンギアはこれからもこのような活動をサポートしていきます。

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Youtube関連。職人百貨店Chと #SeikinTV に取り上げていただきました http://www.twizzleonline.com/blog/2021/03/08/youtube-2/ Mon, 08 Mar 2021 01:56:20 +0000 http://www.twizzleonline.com/blog/?p=14042 デパートの出店でお世話になっている會社のチャンネルに取材していただきました。日本の職人展という企畫が多いのでシニアの方を対象にしている企畫が多い中、シニア視點から孫と遊んでもらったり、健康維持のための運動としてけん玉やヨーヨーを進めてみるという話し方をしています。

映像のプロの人に切り取ってもらい編集してもらっているので技の技術レベルは大したことなくてもかっこいい動畫に仕上がっています。ヨーヨーやこま、けん玉などのスキルトイを普段觸れる機會のない人達に知ってもらいたいと思っています。


 

ハンドスピナーブームの火付け役で2017年にもスピンギアのハンドスピナーを取り上げてくださったセイキンさんがチビキンくんとスピンギアのハンドスピナー福袋(もとい福箱)開封動畫を上げています。

 

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サブマリン発売記念Webインタビュー #c3submarine http://www.twizzleonline.com/blog/2021/03/05/c3submarine/ Fri, 05 Mar 2021 04:39:21 +0000 http://www.twizzleonline.com/blog/?p=13999 <商品ページはこちら>

シグネチャーモデル発売おめでとうございます!
ウォーリーって(増田選手のニックネーム)
いつも海外でしか會わない人のイメージと
日本人があまりいないところにいるイメージがあります(笑。お互い様でしょうけど。

発売できて嬉しいです。ありがとうございます!

どえらい田舎に住んでいますので、大會遠征くらいでしかヨーヨープレイヤーに
お會いする機會がないので、そのイメージは間違ってないです笑

最近最後にTakaさんと直接お會いして色々とお話できたのは、2018年の世界大會でしたね。
大會終了後、ホテルのロビーで自然発生的な打ち上げになったときに、語り合った記憶があります。


海外の大會後のリラックスした雰囲気いいよね。プレッシャーから開放されてて。

部屋に帰り難く、ロビーに朝までいてしまう感じ。懐かしい。

ちょっと昔だと香港で話したのが印象に殘ってます。

2013年のHKYCでしたかね?C3からスポンサーして頂いた翌年で、
ちょうど香港大會もあるし、香港行ってみるかと思って行ってみたら、
まさかの日本人発見!といった感じでした。

僕以外だとTakaさんを含め3人の日本人がいて、僕以外のその3人はパフォーマンスや
ジャッジなどの仕事で來ていたので、何でウォーリーも香港に??
まさかの日本人発見はこっちのセリフだよ~、みたいなやり取りをしたのを覚えています笑

ホント、Takaさんとの思い出は海外でのイベントが多いですね!

海外のイベントで合うと特別な感じあるのと一気に距離感縮まると思ってます。
今日のインタビューもマスダ選手へ、じゃなくてウォーリーと雑談する感じで
少し砕けていって友達ノリで少し失禮な感じになるかもしれませんが距離感縮めて
掘り下げていければと思ってます。よろしくおねがいします。
ではまず、どんなきっかけでヨーヨーはじめたんですか?

お手柔らかにお願いしますね(笑

ヨーヨー歴ですが、一応1997年のハイパーヨーヨー第一期には、ヨーヨーを手に取っていました。

きっかけはコロコロコミックからですが、電車すら通ってない
とてつもない田舎(市町村というよりは、集落!)
に住んでいましたので、認定店も遠方にあり
低學年だった自分には一人で行くこともできず
もっぱら情報源はコロコロコミックでした。

もちろん當時のヨーヨーコミュニティには屬しておらず
ヨーヨーをコロコロホビーとしてまわりの友達とワーキャー楽しむ
當時の少年によくある、一般的なヨーヨーとの接し方でした。

実は集落內では結構上手かったほうで、小學校3年生の時には
いくつかの集落の中心地で行われた夏祭りで開催された
ヨーヨー大會で、優勝した程でした笑(參加人數5,6名ほど。
もちろん完全なる非公式。未だに誰がどうやってジャッジしたのかよく知りません!
漁協か農協のおっちゃんが適當に順位付けたのかな~?)

子供の頃あるあるですね。子供のときに、チャンピオンなるって
結構心に殘るいい経験であとになって思い返すといいなぁと思いますよね。
今の子達にもステージに立ったりミニコンテストでいいので
チャンピオンになる経験をたくさんさせてあげたいと思ってます。

しかし、ブームが終わっていくにつれ、自然にヨーヨーはしなくなりました。
その後、中學校3年生の時に、インターネットのブロードバンド接続
(CATVです。未だ、ADSLはおろか光回線もありません(笑)
が、とうとう僕の田舎でも利用可能になり
そこで何を思ったのか突然
ヨーヨーをネット検索したのです。
そこで初めて見たのが2004年の世界大會の動畫でした。

當時の無知な増田青年は、ヨーヨーのトリックというものは
トリックリストに載っている技しかないと思っていたので、
それはもう衝撃的なものだったと今でも記憶しています。

そこからヨーヨーに復帰するのは自然な流れで、いわゆる「ハイパー1期の復帰組」として、ヨーヨーシーンに入っていきました。

復帰組だったんですね!ネットきっかけで衝撃を受けてというのはエピソード的にも皆さんと同じ流れで共感できる人多いと思います。
復帰から競技にも出場するようになって、最初の頃は1Aプレイヤーとしても大會出ていたと思うのですが
4Aメインになってきた理由ありますか?

オフストリングを始めたきっかけ自體には、実はこれといって特別なものはありません。

ヨーヨーに復帰して、色んなスタイルがあるのだから、とりあえず全部やってみたいな~といった所から
4Aを初めとする全部門のスタイルに觸れ始めました。

ただ、コンテストで4Aに出ようと思ったのには明確に理由があります。
僕が初めてヨーヨーシーンのコンテストに出たのは2006年の夏に九州で行われた「ヨー筑」という
非公式大會だったのですが、この大會に出場するにあたり、とにかく「専門とする部門」を決めようと思っていました。

當時の実力で、フリースタイルに耐えうるものは1Aか4Aしかなく、ちょっとしたオリトリ(死語ですかね?笑)
を持っていた4Aを選択して、ヨー筑に出場しました。
その後、初の公式大會である2007年SJには1、4、5A部門でエントリーし
4A部門で決勝のステージにあがることができました。

その時、「ああ、僕はこの先4A専門でやっていくんだな」と感じ、今に至るといった具合です。

復帰組の人には參考になる流れですね。とりあえず全部門やってみてそこから適正を見つけてみるという。
でも両手でヨーヨーを操る2A、3Aはやっぱ復帰したてにはそれなりにハードルが高いと。

復帰して1年位して、次何をしようか考えている人にも、
今回のサブマリンきっかけで4Aを”専門に”選ぶ人が増えてくれればいいなぁと思います。
バインドをマスターした人が、覚えたての1Aと親和性高い4Aトリックたくさんできるので。むしろ1Aにして遊んでて楽しいので。

大會で華々しい結果を殘して、という形ではなくチーム入りをしていますが、どんな流れでC3に所屬したんですか?

C3に入った年は2012年の7月だったと記憶しています。C3に入る伏線として、2011年に初めて世界大會に出場した時、
そろそろ僕もデルリンのオフストリングヨーヨーを使ってみるかと思い、
競技終了後に會場にいた友達に、「ソーラー」を振らせてもらったことがあったんですね。
フィーリングが好みだったので、帰國後に購入し、同年2011年11月のヨースタイル九州で、初めてC3のヨーヨーと共にステージにあがりました。

そして翌年2012年の年始めに、ソーラーを使用して初めてのクリップビデオ「THE OFFSTRING」を作りました。

そのビデオがC3の首脳陣の目に留まり、Facebookで連絡を取り合うようになり
これが直接的なC3との邂逅で、今思えばC3に加入する最大のきっかけだったと思います。

その後、THE OFFSTRINGはシリーズ化してますね。トリックを見せつつ、エモい。
黎明期のヨーヨー界ってブランドに対する愛やリスペクトが動畫や普段の活動からきちっと伝わったらそこから交流が始まって
気がついたらチーム(ファミリー)になってるという流れがありました。
もちろん今でもあるんですが、そういう意味ではコンテストチーム的な所屬ではなくてC3のファミリーって感じですよね。

もちろん気軽にウォーリーなんて呼んでますが、増田選手は國內外の大會でも
著実に結果を殘しているコンテスタントなので
失禮無いように斷っておきますが、若い子たちに、特定のブランドを使って
大會で結果殘すだけが道じゃないというのも知ってほしいと思い。

話が変わるので別の機會に、スポンサードとは何なのか、という話も色んな人としてみたいです。

チームに入る方法、って人それぞれで近道も方法論もない(オーディション以外)なんですが
メーカーに認知されるってとても大切なアプローチ方法ですよね。

そのブランドが好きな自分の存在を知ってもらう、そこからすべて始まる気がします。

スポンサードプレイヤーになりたい人たちは大會で使うだけではなくて
SNSで自分発信の愛の伝わる映像や寫真、フリースタイルを
メーカーに知ってもらうところからやってみましょう

 

その後、2012年のJNで、來日したシンプソンとウォルターと初めて直接対面しました。
晝食を一緒に買いに出かけ、會場のどこかの地べたに座り込んで3人で食べていたとき
「ショウタロウ、これからもうちのヨーヨー使うのか?」と聞かれ、「使うよ!」と答えたら
「じゃあウチ入るか?」と言われました。これが全ての始まりですね笑

今だと、JNのスポンサーステージで大々的に新メンバー発表!となるところですが
當時はそういう機會もなく、大會終了後3人でコソコソとステージ上にあがり
慎ましやかに寫真を1枚撮ったのを覚えています。ひっそりとした加入でしたが
そういう所も僕に合ってる気がしていたので、本當に嬉しかったですね。

   2011年の世界大會でソーラーを使わせてもらわなかったら!

    2012年の年始めにクリップビデオを撮っていなかったら!

     その年のJNで3人で地べたに座り晝ごはんを食べていなかったら!

 ヨーヨー人生分からないものですね!!

そしてみんな若い(笑

人との出會いと縁とタイミングが全てと言っても過言ではない気がします。
特にコンテストチームになる前のC3の初期メンバーというのは波長があうから
みたいなところから始まってるファミリー感があって好きです。(今もそうだと思いますが)
特に創業メンバーキャラが立ちすぎてて個性が強くて漫畫みたいな人たちなので(笑

ヨーヨーに話を戻して、サブマリンというネーミングの由來はなんですか?
ヨーヨープレイヤー的にはでんぐり返しのイメージがありますがいつかやりますか?

ヨーヨープレイヤーにとってサブマリンは、やっぱり「あの」サブマリンですよね!

4Aでサブマリンというと、2005年世界大會のトミナガユウイチさんのラストトリックが強烈に印象に殘っています。

あーあれ泣きそうになりながらみてた思い出のあるフリーです。
會場で一緒に練習したりしたのもあって思い入れがある中で、曲が最高でした。
有名プレイヤーではなかった狀態で、自分でダークホースって言ってて決勝殘ったのも高まり要素がありました。

僕の4Aでのサブマリンは、、、すいませんアイデア浮かびません!

実は「サブマリン」の名前の由來は、ヨーヨートリックのサブマリンではなく
その名の通り「潛水艦」から來ています。

オフストリングですと、「空中」や「空に浮かぶもの」などが連想されますが
そことは全く真逆の、「深海」を探検する「潛水艦」がコンセプトです。

一説には、深海には未だ解明されていない謎が多く、オフストリングの醍醐味である
「空中のトリック」ではなく、まだまだ手つかずのちょっと変わったオフストリングトリックを
「深海の謎」に見立て、そこを探索するイメージです。

ノーチラス號的な感じですね。ネーミング由來も今回のシグネチャーモデルの性能を反映していますね。
今までにないヨーヨーを発売することでそれを使い込んで新たな海溝や未知の生物が発見されるのかもしれません。
プレイスタイル的にもあまり人とかぶらないスタイルですよね。

自他ともに認めるユニークなスタイルで獨特のプレイスタイルを貫くためにギャップが
広いオフストリングを使うという他の人にあまりみられない選択肢をした理由はありますか?

実は2012年のJNまでは、一般的なギャップ幅で、リジェネレーションなども構成に取り入れるスタイルでした。

スタイルがガラっと変わったのは2013年のSJでのフリースタイルからですね。

今にもまして、ほとんど1Aのようなフリースタイルですし、同年のJNも1Aライクです。

當時リジェネトリックや體回りのコンボなどがどんどん過熱していきレベルが上がっていく中

「これは俺ついて行けんよ~體痛いよ~~みんなヨーヨーうますぎるよ~~~」

という悲痛な僕自身の叫びがありました(笑

そこで、こういうメインストリームのトリックはみんなに任せて
僕は別の方向に舵を切ろうと考え始めました。

さらに言えば、そういえばもともとほかの人とは違うオフストリングやってたじゃん
2011年のAPなんて、ハブスタック付けてやってたし俺!と思い返して(笑


2分過ぎのいきなりヨーヨー摑む流れ好きですよ。

 

「は?」

 

ってなります。
突っ込みたいところはいくつもあるけど

1)一応、最初にハブスタック見せて期待値上げてるけど2分過ぎるまで何もしないから
観客がややハブスタックの存在を忘れてるところにぶっこんでる
2)一般の人はヨーヨーを手で摑んでるようにしか見えないから更にすごく見えるという。
3)しかも競技界的には無加工のヨーヨーでそれをやるからおーというところをハブスタック
使うという(でも見た目には同じ現象なので正しい選択)。
4)AP的にはヨーヨーつかみはSeanとかのお家蕓じゃん?というツッコミ

まだまだ突っ込みきれない(笑。

ネガティブな意味じゃなくて全員が全力で戦っているところにこういう楽しいことできるのAPだったからというのもありますが、大好きです。

いや~Takaさんなら覚えててくれてると思ってました、ありがとうございます!

加點とか減點とか、ほんと何も考えてないですね。もちろん今もです(笑

それ楽しくヨーヨーを遊んで続ける上では、大事。

大會に出る人は、大會で評価されるためにヨーヨーしてる面もあるけど、遊ぶ上では、やりたいこと曲げる必要もなく。

ただ実力ないと決勝でやりたいこともできないので実力ある人だけが許される遊びですね。

そこから何とか競技シーンとのバランスを取りつつ
メインストリームではない変わったオフストリングスタイルを構築していけるか考え始めました。

もちろん未だに試行錯誤の日々です。

その結果、オフストリングの華である、リジェネ系の空中戦はばっさりと捨て始めました。
僕がやらなくても、怪物がうじゃうじゃいますし(笑

リジェネはしない!いや、できない!と考えると

自由になるのがギャップ幅と糸の長さでした。

リジェネを捨てればギャップ幅は広くても問題ありませんし、糸も長くできます。

むしろ糸は長いほうが広めのギャップ幅にマッチします。

こういったコンセプトの元、4Aをプレイしていくにつれ
次第にギャップ幅は広くなっていきました。

今回のサブマリンができるまでは「ネオソーラー」を
メインに使用することが多かったのですが
付屬スペーサーで設定可能な最大ギャップ幅では
物足りず最終的にはベアリングシムを利用して
セッティングしていました。

2019年のJNもシム調整したネオソーラーを使用しています。

2019年になってもシム使って競技してる人いないだろうな~って思っていました。

おそらく、ギャップ幅は4Aを専門にしているプレイヤーの中では最大だと思います。

背景知らずにフリースタイルの動畫を見ると
きっと皆さん、他の部門の人は特に、ヨーヨーの戻し方があまり
うまくない人なんだろうなと思ってしまいがちなんですが
ギャップが極端に広いので今までの機種だとそういう戻し方にならざるを得ないという。

リジェネを切り捨てるというのは4A的にはすごい決斷だと思います。
特に加點を意識してしまうとその選択肢をすることで
できることの幅が一気に狹まります。普通は(笑

そこを逆手に取って、ギャップが広いことで他の選手がヨーヨー的にできない動きを
さり気なく挾むのがスタイルになっていると思います。
特にベアリングの周りに1周巻きつけてヨーヨーの動きを
キビキビとコントロールするのは見ていて気持ちいいです。

1Aというよりディアボロ的な動きも感じます。

ここらへんは一期ハイパー世代がいろいろなスキルトイに觸れている強みかもしれません。

プレイスタイル的にリジェネ多用、ではありませんがバリエーションを保つために
一応やりますよ的な感じで、ちょくちょく入れてくると思うのですが
MSDなサブマリンでリジェネをするときに注意點などありますか?

ギャップ幅を最も広く設定できるMSDスペーサー(青色)を
使用してのリジェネですが、もちろん一般的な1本ラッソーなどはやりにくいです。

2018年や2019年のフリースタイルで僕がやっているような
1Aのバインドのようなリジェネレーションこそ
このMSDスペーサーでしかできないリジェネだと思います。

ここらへんの動きですね?普通より1手間多い巻き上げ方してます

(同じ動畫ですが頭出ししてあります。文章読みながら見る場合はリジェネしたら一度止めて次の文章に行って大丈夫です)

はい、ひと手間多く、2重巻きにして、勝負はそれからのリジェネですね。

もしくは、広義のリジェネに含まれると思いますが、こういうのもそうですね。

完全に1Aライクなリジェネレーションです。多分オールドスクールですよね。これに関しては、加點されるのかどうかは一度隅に置いてください(笑

この動き、自分も2000年X部門でやりました。これしかやり方なかった時代の話です(笑

僕も幅広ギャップでのリジェネは試行錯誤していますが、1Aのバインドを意識したリジェネに何か未來がありそうです。

付屬の紐はまぁまぁ太いのでいいのですが、MSDで使う場合、普通の太さのSGHGストリングやSGハイライトなどにするとスカリがちなのでこの戻し方覚えたほうがいいです。

昔からある動きですが個人的に今日から、サブマリンリターン(仮案)と呼ばせていただきます。

1A機種で4A出ていた人たちや、ビッグYo時代の巖倉選手が多用していた動きだと思いますが
普通の4Aギャップのヨーヨーでやったらまず間違いなく噛みます(笑

サブマリンならこの巻取りしてもきれいに次のマウントのときに
きれいに抜けてバチッと回転かかって気持ちいいので試してみてください。

1Aってパンチングバックをひっさげて全米大會優勝したSakamoto選手以降
ルールが変更されて、
バインドが主流になってきてからトレンドとしては
しばらくループもリジェネも忘れていて
1Aファイナリストでもダブルはおろか
ループもあまり上手くないというのが
當たり前の時期がありました。

そんな中、バインドを使ったリジェネ(シュート?ザ?ムーンしてた
チア選手のあたりかなぁ?)がリジェネの概念を
1Aに持ち込んで一気にバランス良くなって
ヨーヨーがトータルでうまい必要が出てきました。

そういう意味では、ウォーリーは1Aもきっちりやっていた
部分があったのでその発想があったのかと思います。
4Aでのバインド的な要素を持ったリジェネという概念はとても斬新で
バインドだけど紐が離れてるというのは
そのとおり可能性はたくさんあると思います。

1本ウィップも2周させる紐さばきとかあり得るかも。
戻りのタイミングが他の人と変わってくるのでスタイルにも
影響があって見た目もユニークになると思います。
あとストリングを複數かける技に向いてるので
ストップアンドダッシュ系がもっと突き詰められそう。
(注:この文章はオフィシャル映像公開前に書いているので見てません)

Eto選手のやっていたエンジンとかの動きにも幅が出せそうです。

M:1本ラッソーの二重かけ!これはですね、色々とやってはいるんですが、まだ実用化できていません(泣)

4Aでいうと、Eijiリジェネが爆誕し、2000年代中期にカミムラジュンヤ選手がその裾野を押し広げ始めて
からというもの、過熱し続けてるエレメントですね。

リジェネからのコンボないしは、

大技ドーン!!

は4Aプレイヤーの腕の見せどころですし、個性が現れる瞬間ですね。

ちなみに、C3のyoutubeチャンネルから公開されているサブマリンのPVでは
奇妙なストップアンドダッシュ系と1Aライクなリジェネレーションの派生技を
2つ入れ込んでおりますので、ぜひそちらもご覧ください!

パッケージ開けたら、ギャップが最大幅が標準狀態での発売で

 一般的には”使いにくい”と言われかねない

セッティングですがシグネチャーモデルはこうあるべきだと思いました。

発売のときスペーサーがたくさんつくのですが、その経緯や
どうして開けポンが最大ギャップになったのか教えてもらえますか?

M:そうなんですよ、開けポンで最大ギャップ幅なんですよ!

開発も終わり製品版を待つ間、僕も初期搭載のスペーサー
が気になったので香港に問い合わせました。

「さすがに初期搭載は普通のギャップ幅になるスペーサーにしたよね?」

と聞くと

「何言ってんだ!ショウタロウのセッティングが標準だよ!もう組み立ても終わるから待ってろな!」

と返ってきました。

あ~ほんとこの人たちは本當に、「愛すべき何とやら」だと思いましたね(笑


今回は計4種類のスペーサーが付屬します。

ギャップ幅を「狹め(ゴールド)」「普通(グリーン)」「広め(パープル)」
に設定できる3種類に加え、さらに一段上の

「超広め(ブルー)」(標準)

に設定できる青色のスペーサー、開発陣では「MSDスペーサー」と呼んでいたものが付屬し
これが初期搭載のスペーサーとなっています。

もちろん「MSD」はMaSuDaのMSDから取っています。
これを使う人はショウタロウだけだろうな~、俺以外こんなスペーサー誰が使うんだよ~
などと言い合いながら開発していました。

 


シグネチャー開発のその愛と熱量のあるストーリーとても大好きです。

もともとこのインタビューもその話を聞いたときにそれを紹介したいがために書き始めたところがある(笑
のでこの記事の中でも多分、クライマックスの1つのエピソードです。

MSDスペーサー、自分で思っているほど変なセッティングじゃなくて
戻し方さえ出來ていれば紐を重ねても戻ってこないので

色々面白いことができます。むしろサブマリンはMSD以外では
魅力が正しく伝わらないかもくらいの勢いなので
皆さんもまずはMSD狀態に慣れてみてください。

サブマリンの中で気に入っていることとかこだわりのデザイン(フォルムなど)があれば教えて下さい。
1Aバイメタルが巨大化したようなシルエットですよね。プレイスタイルから來てるんでしょうか。

M:実はこの「サブマリン」、ちょっとした元ネタがあります。
それは「マスターギャラクシー」というC3yoyodesignの1Aヨーヨーなんです。

確か2012年に発売されたヨーヨーだったかな

このヨーヨー、2017年には「リマスターギャラクシー」、2020年には「ギャラクシーダイバー」
としてリメイクされています。

初代は知らないけど、リメイクされたものだったら知ってる!という方もいるのではないでしょうか。

僕がC3に加入したとき、この初代マスターギャラクシーのプロトタイプをプレゼントしてもらえたのです。
このマスターギャラクシーが、今も手に取って振るほど、もの凄く好みなフィーリングだったんですね。

タッチは柔らかいし、幅は広いし、重いヨーヨー大好きだし。

2019年に僕のシグネチャーを作るって話しが出たときに、何かアイデアは無いか?と言われ

すぐに思いついたのが、マスターギャラクシーをオフストにしてくれ!でした。

 

あーーそういう話聞きたかったんです。最高です。
インタビューしててよかった。この記事のクライマックスはギャップ幅じゃなかった(笑

既視感あるデザインで線のとり方が4Aのセオリーとは関係ない
裝飾的な部分を感じてなんだろうという疑問があったのがすっと落ちました。

それそれ!そういうエピソード求めてた!って感じですか?笑

僕はヨーヨーの設計理論などはてんでからっきしなので、
大まかに理想とする重さや直徑、有効幅などを伝えて、
後はもうC3の開発陣にお願いしました。

數回のプロトタイプを経て、これなら!と思えたのが製品版のサブマリンです。

初代マスターギャラクシーとサブマリンを比較すると、細かい意匠は異なりますが、中央からリムまでのフォルムは結構似ていると思います。

 

確かに、ほぼ同じですね。

今回、アートワーク周り(パッケージ、ロゴ)がいつものC3のデザインのテイスト(C3のチーフデザイナーDoro Chan氏)
とはちょっと違うと感じたのですが、どんなコンセプトで誰がやってますか?

最初、ロゴのデザインはどんな感じが良いか聞かれた時、個人的には西側(アメリカン)的なポップアートの雰囲気が好きで
他には「潛望鏡」は取り入れてほしいな、ということだけ伝えました。その後は、香港のDoro Chanにお任せしました。

西海岸っていうディレクションがあったからか、ロゴやパッケージの感じが、いままでのC3とは違う感じがしたんですね。
Doro氏のデザインってC3の線で構成されるサイバーなイメージで捉えていたので新鮮でした。

ヘッダーのデザインが、家と山と海で構成されて、肝心の”サブマリン”は出てこないわけですが(絵のフレームはむしろ地上)
これはパッケージ全體で表現するために、ヨーヨーの入っている銀のパッケージが
海の中でヨーヨーがサブマリンそのもの、という解釈の構成でしょうか?

凄い考察ですね。Doroが聞くと、「え、そんな所まで考えてくれたの!?」といった具合に、絶対喜びますよ!笑

これに関しては僕もTakaさんの考察は正解なのでは!?と思ったので、
Doroに問い合わせてみたところ、「大正解!」だそうです!(笑

<<インタビュー中にリアルタイムで聞いてくれました>>

Doro曰く、このコンセプトは他のプロダクトでも使用したことのあるアイデアとのことですが
今回の「サブマリン」との相性がとても良くマッチしており、
必然的に今回もこのコンセプトを利用したみたいです。

やったー!パッケージもセットで保存決定。

そうなるとこの背景もモチーフが存在しそうですね。

実はこのヘッダーの家や山や海、僕の地元の風景なんです!

C3の香港勢(ウォルター、ドロー、シンプソン)が僕の地元に遊びに來てくれたことがありまして
後ろには山、目の前には海、まさに絵に描いたような田舎なんですけど
ここの風景をいたく気に入ってくれたようでして。

サブマリンという名前を僕が提案した瞬間には、Doroにも何かひらめいたものがあったのではないでしょうか。
まさか地元の風景がそのままアートワークになるなんて、僕自身も最初に見たときはびっくりしました。

いつかその聖地探訪したい(いや、します!)。ヨーヨー的な観光名所になりそう?

オーナーが実家に遊びに來てくれるようなファミリー感。すごいなぁ。

他のチームメンバーはMSDなサブマリンで1Aやったりしてますね。大きいので見栄えの良い1Aヨーヨーだと思います。

パフォーマンス中に、道具の形を変えてしまうと仕掛けがあるのかなと思いますが1Aと4Aを見た目同じ同じヨーヨーでやるとより一層技が引き立つ気もします。

 

MSDスペーサーを利用すれば、1Aのギャップ幅とまではいきませんが、そこそこの1Aができるくらいには、糸がすべってくれます。

チームメイトの巖倉玲選手には、オフストリングヨーヨーとしても高評価を頂け、さらにはMSDスペーサーを利用すれば、視認性が重要視される1Aのパフォーマンスにも可能性が見出せそう、とのことでした。巖倉選手のツイッターでも4A、1Aのテストプレイ動畫が見れますので是非チェックしてみてください。

https://twitter.com/Rei_4A/status/1367038288075255810

https://twitter.com/Rei_4A/status/1367058983811387393

同じくチームメイトの5Aプレイヤー、石川空選手も、本人のシグネチャーモデル「IX」の紫色のスペーサーをサブマリンにセッティングし、5Aを練習することもあるそうです。

https://twitter.com/sora_yoyo/status/1367068022461116417

最後にベタですが、本人のオススメセッティングを教えて下さい!

 

現在、僕のサブマリンのセッティングは、ギャップ幅が最大となるMSDスペーサー(青色のスペーサー)を両面に入れ
C3純正のホワイトシリコンパッド、ベアリングは凹型ベアリングをセッティングしています。
ストリングスは「ナイロンのKストリング、太さは1.5」を使用しています。

どう考えても、人様におすすめできるセッティングではございません。

これを使いやすいと思えるプレイヤーは僕だけだと思います(笑

ちなみに、サブマリンのPVで使用しているホワイトボディのサブマリンはこのセッティングとなっております。

普通のオフストリングをご所望の方は、付屬の金色もしくは緑色のスペーサーを使用して頂ければ、一般的なオフストリングヨーヨーとして使って頂けます!

何度も言ってますが最大ギャップの4A、色々可能性を感じるのでスペーサーを変える前に試してもらって、スペーサーを変えて色々セッティングをしてみてまたMSDに戻ってみてください。

當初はこんなに長くなる予定じゃなくて最大ギャップで発売するC3の心意気いいよね!で止めるつもりだったのですが気がついたらたくさん聞いてしまいました。通常のインタビュー記事だと何日かに分けてやり取りしてるんですがこのやり取り1日(というか數時間)でグーグルドキュメント上でオンラインで畫面を共有しながらチャットソフトのごとく文字が浮かび上がっていく、リアルなインタビューのやり取りで、それを短時間で終わらせてくれる熱量と情報量は、さすがシグネチャーモデル出す人だと思いました。ウォーリーこと、マスダさん、ありがとうございます。(本名で呼んだこと無いので違和感)

この文章を最後まで読んでいただいた方もありがとうございます。ツイッターだと圧倒的に伝わらず、フリースタイルの映像には入れる場所がなく、雑誌などの紙面だと文字數の制限等あり通常ならこんな長い記事は書かずに要點をまとめるのですがヨーヨープレイヤーとして生きてきた人の言葉に削るところはなく、ご本人もいらないところは切ってください、とおっしゃってましたが、クジラじゃないですが油、骨1本まで無駄なところはなく、できるだけご本人の発言を採用させていただきこのような形になりました。

フリースタイルに見えるすべての事象もそうですが、ものつくりにもその形、その色、そのパッケージになっている様々な理由が必ず存在します。

その人の人となり、生き様が反映されているのが僕の好きなシグネチャーモデルです。

またそういう機種に出會えて縁があれば、これからもこのような形で不定期で記事を書いていければと考えています。

<<<サブマリンの購入はこちらから>>>

 

 

 

 

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パノラマ発売記念インタビュー?その2 シグネチャーヨーヨーって? #ヨーヨー http://www.twizzleonline.com/blog/2021/02/25/panorama2/ Wed, 24 Feb 2021 21:06:31 +0000 http://www.twizzleonline.com/blog/?p=13962 パノラマ発売記念インタビューのパート2です。前回の記事はこちら

大會で勝つ、チームに所屬するに続くヨーヨープレイヤーの夢の1つでもある、シグネチャーモデルを作る楽しさについてどんなアプローチで今回の企畫が進められたのか伺いたいです。

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シグネチャーの進め方って色々あるでしょうけど、今回シグネチャーの話進めていく中でありがたかったのが

「お前は全部自分でやりたいんだろ?私達の工場で出來る範囲であれば完全に任せるよ。」

と最初に話が來た時點で一任してくれた點です。

さらっとお答えいただいたんですが、これって実はかなりすごいことです。

ワンドロップが自社工場で、やり取りをしているDavidが決定権を持っているオーナーで、さらに図面を理解して製品を作ることが出來るという環境があるからこそ、試作數にも制限なく納得行くまで作り込めます。ほとんどのヨーヨーブランドがファブレスで、デザインとマーケティングに特化していて生産は”外注”なので試作にも費用がかかります。そのため、最近では試作をせず、図面で確認していきなり生産、というケースも出てきているようです。

あと「お前は全部やりたいんだろ」っていうところにタカツさんのキャラクターを良く理解しているDavidとの関係性も見れ取れて、プロ契約の”商売”上のつながり、というよりはパッションでつながった仲間、という感じがしていいですね。

こだわりを強く持った機種を開発したいプレイヤーにとってはこれ以上の環境はない、といった感じがします。反面、オーナーの気分次第?みたいなところもあって気分が乗ったら一瞬だけど気分が乗らないと數年間があくというのもある意味魅力と捉えられるかもしれません。

全部自由って逆に大変ですよね。

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種も形もサイズも全て0からスタートして自分の”好き”だけで構成されたヨーヨーを生み出せるんですからね。

ただこれは夢の様な話ではあるんですが、0から多様な選択肢を持ってスタートというのは創造の過程で最も高い難易度の部類かと思います。

例えるなら、

真っ白なキャンバスが與えられて、それに自分が最高だと思える絵を描いてね。

鉛筆だけでもいいし、色鉛筆使ってもいいよ。水彩でも油彩でも問題ないよ。

但し商品化するしそれが君の代表作になるからよろしくね。

って。笑

まあ燃えますよね…。

試作に関しては回數の制限自體はなかったのですが、

出來たものに対して「私の思ってたイメージと違うやり直し!」というのを極力無いようにしました。

作り手側に対しての敬意を払う意味もありますし、そういった部分が物を作るうえで作り手側の熱量にも繋がってくると考えますので図面段階での熟慮検討をきちんとした上でプロト制作に入りたいなと。

これは友人とCADを起こした時も共通で言える事ですが。

その點もあって個人的にモックアップを制作した部分もあります。

その甲斐もあってか1stプロト~2ndプロトの時點での修正のやり取りは大変スムーズでした。

1stの図面に対して赤鉛筆で赤チェックと少しの文章での要望の記載でDavidとShawnは全てを汲み取ってくれました。

余談ですが2ndプロトに決めたよと連絡を入れた際の返信が、

「やっぱりね、そうするって解ってたよ。我々としてもこれは自信作だからね。」

と返信があり、熱量共有できてたんだなと嬉しくなっちゃいました。

デザインのやり取りのディレクションって指示出す側も発言に責任があって、こんな感じの見てみたいからとりあえずよろしく、といって指示を出すと仕上げる側は意図を汲もうとして全力で仕上げるのでそれをボツ(もしくは大幅修正)となるとやる気にも直結するし、そもそもの指示は何だったのかという信頼関係にも影響します。そこらへんはコミュニケーションのとり方や距離感にも拠ると思います。

”共感”って結構大事で、シグネチャー作りのご醍醐味だと思います。考えていること、伝えたいことがものを通じて伝わって、シグネ主から作り手に伝わって、それを理解したらヨーヨーを通じて、ユーザーにもきちんと伝わるものができてくるかもというワクワクしかないですね!

前置きが長くなってしまいましたが、今回はカラーについて掘り下げよう、と考えていたらパッケージにも気合が入っていてカスケイダーズというムーブメントを起こされていたときもそういう遊びされていたなと思い、これは掘り下げないと、というわけで今回は本體以外の部分の見た目の”デザイン”について聞いてみました。

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タカツさんデザインのカスケイダーズロゴとパッケージ

極論で話すとフリースタイルもシグネチャー作りもヨーヨーを通じた表現、という捉え方が出來るわけで衣裝、髪型、表情、ステージ上の立ちふるまい、動畫の場合は絵作りにどれだけ意味とメッセージと説得力を載せられるか、というのが”勝負”だと思います。

ヨーヨーの場合、今回の記事のようなシグネチャー作りの背景や本體のデザインの説得力に加え、ここまで作り込んでくると、見た目の部分でのパッケージや”ロゴ”、ヨーヨーのカラーにも重要な意味が出てきます。

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0からのスタートの”0”の中にはパッケージのアートワークも入っていたみたいで私がデザインしてます。

これは全く頭に入ってなかったんですがやってみると楽しい作業でしたね、製品版は下記の第三案が採用されてます。

?第一案 2015年頃デザイン

大正~戦前頃の石鹸のパッケージをイメージしてデザイン。

當初ヨーヨーの名前はカナリア(仮)で進んでました。何故カナリアなのか?って聞かれると意味はないんで困っちゃいますが…。
この案は2017年に同名の曲がヒットしたのでボツ。

フォントの感じとかキャッチコピーの添え方とか戦前の生活用品のパッケージ感がでてて、
パノラマのコンセプトが凝縮されてる感じがして好きです。

デザインって洗練させてどんどんシンプルに、削ぎ落としていく作業になっていくこと多いと思いますが
スタートの時點の”全部のせ”に実は伝えたいコンセプトが詰まっているので
長いブログの記事書かせてもらいましたが、このカナリアのパッケージですべて伝わる気がします。

昭和の女性のアナウンサーの聲でこのキャッチコピー読んでほしいと思いました。

使いやすい、持ちやすい、疲れない
豊かな発想力のお手伝い

普段使いの毎日觸るヨーヨーで豊かなヨーヨー生活を送れそうです。

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第二案 2020年冬デザイン

 

名前を変更してパッケージデザインを継続。

個人的にこのデザインに対しての熱が冷めてしまってたのでボツ。


最初からパノラマじゃなかったんですね!? 

今更ですが

パノラマの名前の由來聞いてもいいですか?

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パノラマの名前の由來は初期パッケージのデザインでもわかる様に、昭和の生活用品や家電的な距離感を作りたかったんですね。
ワンドロップはアメリカのメーカーなのでちょっと異國情緒の漂う渡來製品的な響きで。
他にも案として平賀源內的ネーミングも考えましたがヨクマワールみたいなしょうもないのしか思いつかなくてやめました。笑

當初のイメージとしては、シベリア(お菓子の)とかカチューシャとか。80年臺だとポラロイドとかかな?
なんて思案してるうちにパノラマってちょっとダサくてカッコイイなと。
モダンなダサさというか。
意味合い的にもプレイスタイルの幅を広げるという意味も込められると。

それに英語にするとPanoramaでこのスペル少し弄ると…。

第三案 2020年春デザイン

昭和30年代~40年代頃の家電メーカーのロゴと昭和42年~昭和43年に放送された國民的特撮番組の某警備隊のロゴからインスパイアされたロゴデザイン。

當時流行したフラワームーブメント、スウィンギングロンドンを強調させたマーブル背景

フォントもオリジナルで制作してます。

ワンダバダバ?世代の人には歌が聞こえてくる絵ですね。生活用品だったわかりやすさから
混沌としていろいろなことを想像してしまうパッケージになってきています。

第四案 2020年春デザイン

第三案のデザイン、フォントをベースに私の好きな空想特撮シリーズ第一作 某Qのタイトル畫面をインスパイアしたデザイン。

インスパイアどころかそれっぽすぎるのでボツ。

普通デザインのやり直しって苦痛だったり、こだわりだしたらいつになったら終わるのか果のない作業で大変な感じですがもう完全に楽しんでやってますよね。

デザインするのも自分だし、ボツにするのも自分。納期は自由。

夢のようなデザイン作業です。これもヨーヨーの楽しみ方の一つですねぇ。

パノラマ自體、ワンドロップからでるヨーヨーなのですがシグネチャー主の思い入れと
プロジェクト遂行能力の高さでシグネモデルという枠を超えてしまっているワクワク感があります。

アートワークと本體設計とプロモーションとそれに伴うムーブメントと全部一人の人が考えてやっているので
(周りの力を借りているとはいえ)、スジが通っていてプロダクトとしての輪郭がはっきりしていてこの流れ好きです。
シグネチャーモデルでも一般的に、名前とパッケージとロゴデザインとヨーヨー設計者とスタイルとがバラバラなことがあるものもあるので。

メーカーメッセージとしてきっと、ヨーヨーブランドはなぜヨーヨーを作り続けるのかというようなことをワンドロップもずっと考えていて
中國産の安いヨーヨーへのフラストレーションはM1を出した頃からあってその中で活動を続けています。

そういう意味では今回のようなコラボはワンドロップxタカツさんにしかできない感あります

ワンドロップが町工場で、小回り聞く良さがあっての開発とタカツさんとの信頼関係が生み出した製品といういいかたもできるかと。

ちょっと前の日本の家電メーカーが持っていたような物作りのこだわりの見える製品というか。

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そうですね、家電に限らずですがその頃って作り手の熱量が製品を通してからも伝わってきますね。
市場が求めてるからよりも、企畫や作り手側の
どうしてもこういう物を作りたい、だってこんなものがあったら最高じゃん!?
という部分に魅力を感じたりしてるのかもしれませんね。

あとは現代の色々なものに言える事だと思うんですが、複雑化しすぎてる部分があるかと思います。
物作りって本來”作る人”と”欲しい人”の2者だけで成り立つんですが、現代は間に他者が入ってしまうんですね。(究極は全部自分でやるですが)
間に他者が入った方が確実に円滑で敷居も下がるんですが、伝言ゲームみたいに”欲しい人”の要望も”作る人”の拘りも薄まって伝わる気がします。

 

そう考えますと、ありがたい事にパノラマのプロジェクト進めるにあたりDavid,ShawnやCAD起こしてくれた友人とは近い距離間でやり取りができたと思います。
プロジェクトが進めば進むほど到達地點が明確になりそれを共有出來た感覚はあります。

國産ブランドの多くがオーナーの意向でトップダウンで全部行われているところに魅力があり、多くのアメリカのメジャーブランドはマーケティングとデザイナーとプレイヤーと工場が別部隊なので規模感は出せるけどスピード感や獨特の魅力、ブランドのアイデンティティとなるとぼやっとしてしまう部分があるのだと思います。アメリカでもブティックヨーヨーと呼ばれる個人制作系ブランドが人気なのは個性が明確だからというところもありそうです。

そういう意味でパノラマは”タカツプロデュース” Powered by OneDropの明確なメッセージを持ったヨーヨーなので多くの人に手にしてもらいたいですね!

開封してパッケージを目にしたとき、手にしたとき、振ってみたとき、ふと日常にパノラマをおいてみたとき、いろいろな気づきをできる都こんぶのような魅力のあるヨーヨーです。

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確かにアプローチとしてはonedropの工場とブランドをお借りしたブティックヨーヨーといった形の方がしっくり來る気がしますね。(笑                        言われてみれば都こんぶって最初美味しいと思わないですよね、いや今でも美味しいと思わないですけど何故か手に取ってるという…。

今回、パノラマ発売にあたりスピンギア限定カラーを、とご提案いただき作っていただいたカラーのコンセプトについて最後に教えて下さい!  

 

 

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[SGカラーについて]

Spingear限定カラーを考えるにあたり、Spingear Akiba店へ行くときの高揚感を表現できたら良いなと思っていました。

カルチャーゾーンのエスカレーターを上がり、3階に著いて2~3歩行くと右側にほんの一瞬お店の様子が見えるんです。
ヨーヨー談義に花を咲かせる人、一生懸命為ぶりをする人、所狹しと陳列されたヨーヨー達。                                       何度も見てる光景なのですが、行くたびに初めて行った時の高揚感、ソワソワ感を感じます。  

 

そして私にとって同じ様な高揚感を得る場所が他にもあるんです。
それは野球場、特に人生で初めてプロ野球を見た東京ドームです。
丸の內線後楽園駅で下車し歩道橋を上って東京ドームの入口の回転扉からみる球場の様子と
Spingear Akiba店のエスカレーター脇から見える光景は何度足を運んでも年甲斐になくドキドキワクワクしてしまいます。

そう考えてると奇しくもSpingearと東京ドームに本拠地を置く某球団はイメージカラーが同じ事に気が付きました。(場所もちょっと近いですよね)

週末、東京ドームが華やかなオレンジで埋め盡くされる様をSpingear Akiba店に立ち寄る人々、
所狹しと陳列される商品と重ね、更に差し色に少しピンクを足して Weekend Stadium を考案させて頂きました。

お店を運営する側としてはこの上ないお言葉で感謝しかありません。野球好きな一面も持ちのタカツさんならではの著想とカラーリングですね。ブラックのアシッド(フェード)に赤xオレンジxピンクのスプラッシュと赤橙桃黒銀と5色の色が1つのヨーヨーに載っている贅沢さ。日常を鮮やかに彩る素敵なカラーリングとヨーヨーとなりそうです。スタジアムの熱狂も伝わってくる気がします。

コロナ禍で直接お會いできない中、DMのやり取りや途中からドキュメント共有でこのような形で文章を作ることができました。タカツさんありがとうございました。

またこの文章を読んでくださった皆さんもありがとうございます。パノラマというヨーヨーに込められた想いの一部でも伝わり、ぜひパノラマを手にしてその想いを共有していただければと思います。

 

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ワンドロップパノラマ発売記念インタビュー?その1 #ヨーヨー http://www.twizzleonline.com/blog/2021/02/24/panorama/ Wed, 24 Feb 2021 07:44:23 +0000 http://www.twizzleonline.com/blog/?p=13858 祝パノラマ発売!

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発売が決まって話題沸騰のワンドロップのパノラマの発売を記念して、シグネチャー主であるタカツさんにインタビューをさせていただきました!

商品説明以上の文章量のレビューやインタビューの文章を別々の2者が書く、という形で同じ情報をどう料理するかという業界では珍しい、競作?のようなレビュー合戦となりました。先行公開しているALTERNATIVE SPINのレビュー、インタビューの記事も御覧ください!

またワンドロップの公式サイトにあるご本人の説明も翻訳ソフトなどを使って読んでみてください。パノラマの狙いがずばりと書かれています。

スピンギアでは業界側の視點でちょっとディープに掘り下げていければと思います。記事自體は去年の11月に仮完成していて、入荷がいつなのだろうか、と首を長くして待っていたところの電撃的な発売日告知となりました。

?ワンドロップヨーヨーとは?

最近ヨーヨーを始めた方の中には、ワンドロップというメーカーに馴染みもない人もいるかと思いますが、アメリカのオレゴン州に工場があり、Made In USAで高い工作精度と専業である他のヨーヨーブランドとは異なり旋盤工場をもち、工業デザインの知見を取り入れた獨創的なデザイン、ツボを抑えたスプラッシュカラー、個性的なチームメンバーによるユニークなモデルラインナップといまでは大手ブランドでは唯一となっているアメリカ産にこだわったブランドです。

コロナ禍で狀況が一変したことを受け、販売戦略を変更し、中國産の安いモデルに対抗するため、アメリカ産であることを生かしつつ、小ロットで卸の割合を減らして、自社サイトでの直販をメインに切り替える戦略をとってきてます。最近、一般の店舗に入荷があまりないのはそのような理由です。今回パノラマは日本で活動しているタカツさんのシグネチャーモデルであるということもあり、日本に入ってくるワンドロップのヨーヨーとしては久しぶりの入荷となります。

?タカツさんについて

 

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アヤメカラーをシグネチャーカラーとしてプロデュースしたり(発売秘話はこちら)、最近はインスタグラムのハッシュタグ、#thingsthatrepeatの仕掛け人としてもヨーヨーコミュニティーに多大な影響を與えるトリックメーカー(ALTERNATIVE SPIN Blog記事)。
ワンドロップ所屬。/

まずは公式のPVを御覧ください!

シグネチャーモデル発売おめでとうございます。ワンドロップの日本人のメンバーとして
所屬から約7年の活動を経ての初のシグネチャーモデルですね!
今日はパノラマ発売に至る経緯とプロトタイプの変遷について伺えれば。

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ありがとうございます!一時はこのままリリースされないかと思いましたが、ようやくですねぇ…。
確かワンドロップに所屬したのが2013年の9月なので7年前で、シグネの話が出たのが2015年だったと思います。
プロジェクトとしては5年越し…笑

2015年から始まっているプロジェクトだったんですね!
ワンドロップといえば競技シーンバリバリに特化した機種もありますが、
最近はコンセプトを明確にした哲學的な問を含むメッセージ性の強い機種が多く開発されています。
また、シグネチャーモデルの多くがシグネチャー主のプレイスタイルを
強く反映した”癖の強い”モデルになっているイメージがあります。
個性派揃いの日本人メンバーのシグネチャーモデルということで
”普通じゃない”機種だと期待をしているのですが、どのような経緯で、どんなスタイルを想定して設計されていますか?

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ワンドロップのチームメンバーのシグネを作っていくというアナウンスが2013年か2014年頃出まして、
話が來た時に準備しておいてという事だったので、2014年くらいから形考え出しまして
友人にCAD起こしてもらってブラッシュアップしていった流れですね。
で図面提出したので2015年くらいだった気がします。(うろ覚えですが)

ただ、開発を始めた當初の2015年と現在で想定プレイが変わってるんですね、
私自身のプレイスタイルの変換に伴ってというかヨーヨーとの付き合い方の成熟化というか。
まず2015年の時點ではロングコンボや複雑なトリックに焦點を合わせてます。
?ロングコンボに耐えうる回転力
?複雑なトリックに対応できるある程度の安定性
?安定性を損なわない程度のコントロール性
これが今回の製品版になるとガラっと変わりましてリピートトリック(10秒~15秒)くらいのトリックのプレイとトリックの開発自體に焦點を合わせてます。
?コントロール性を上げる為の回転力の犠牲はいとわない
?ストリングヒット、トリック中切り返しのしやすさ
?長時間のプレイでの疲労の軽減

2015年版の寫真(モックアップ(3Dプリンタ試作))

2015年と製品版で共通しているのは下記の點ですね。
?キャッチ時にいたくないリムの形狀
?直徑55mm~56mm
?巾40㎜以下

ローエッジが標準化されて最近はあまり使わない言葉になりましたが、ハイウォール(エッジが高いこと)のデザインでむちゃくちゃ尖っていますね!
昨今のようにプレイスタイルの多様性が受け入れられている狀況ではない、競技用ヨーヨー開発が盛んだった2015年の時點ではかなり野心的な作品になっていると思います。
ちょっと時代を先取りしすぎているというか。當時のユーザーの感覚で言ったら”使いにくそう”と言われそうな形狀です。そういう意味では2021年のこのタイミングで発売されるの機が熟した、と言えるのかもしれません。もちろんパノラマ発売に合わせてのタカツさんの#thethingsrepeat の企畫も合わせて受け入れられる素地ができたというか。

3Dプリンタでモックアップを個人で作成するって2015年の時點だとなかなかのことですよね。模型作りも趣味にされていて、なにかものを作ることへのハードルが低いタカツさんならではのシグネチャー作りへのアプローチかと思います。

モックアップとは-商品としての仕上がりをイメージするために、仮で作る商品の最終盤をイメージした形狀模型。機能性をもたせることもあるが金屬製品のモックアップは主に手にしたときの感覚などを確認する用途にとどまる。ヨーヨーの場合は近年ではプラスティック機種に関しては、FDM方式で出力された実際に使用できる”プロトタイプ”を作ることは主流となってきているが、メタルヨーヨーの形狀のイメージのために”モックアップ”を作ることはほとんど無く最終的な製造工程と同じ機械と工程を経て、製品版と同じ仕様のプロトタイプを作ることが一般的。

 

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確かに2014年~2015年頃だと敬遠されそうなフォルムとスペックですよね、當時この路線の新作ヨーヨーは全くと言っていいほどありませんでしたから。認識している範囲だと2016年あたりから市場で見るようになって、2017年頃から比較的一般化していったイメージです。その辺りは當時設計段階で懸念はありましたが、こういったヨーヨーが評価される時代が來る自信はありました。それはオーセンティックな2000年代半ばのメタルヨーヨーを復刻したものでは無く、現代的ヨーヨーの設計とオーセンティックな質感のハイブリッドで無ければならないと思ってました。

上記の點からエッジはあくまでも”ハイウォール風”で留め、重量の配分等現代的なノウハウを取り入れた設計になってます。

この點で言うと2017年にワンドロップとStatic Unresponsiveのコラボレーションでリリースされた”Parlay”は同じスピリットを感じました。Parlayは一部のプレイヤーから熱狂的に向かい入れられたわけですが、當時”やられた…”と思いつつもパノラマの方向性が間違ってなかった事を確認出來ました。

モックアップに関しては當時DMMが出力サービス始めたので試してみました。

基本的にリムと手の接地面の形狀確認の意味合いで作ったんですが、実はベアリングもサイドエフェクトも搭載出來ましてかなり軽いですが、普通にプレイできます。

(モックアップの質感はこれはこれで気に入ってまして、いつか重量配分調整して作ってみようかと思案してます)

うちもプラスティック機種のステップ2のときはDMMの出力サービス使ってモックアップ作りました。軸回りの図面きちんとしておけば組んだあとヨーヨーとして遊ぶこともできちゃうくらいの精度は當時からありましたよね。金屬の場合はプラスティックと比重が違うので重さが違っちゃいますけどそれでもシグネが比較的すぐに、手元で形になる楽しさっていうのはよくわかります。

その密度で行動を起こしていたにもかかわらず、ワンドロップ獨特のコミュニケーションラグで、そこからまた間があくんですね。

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海外メーカー特有のラグですねぇ。
私自身異常にセッカチなのでモヤモヤする事が多いです。笑

暫く(2年程)音沙汰無かったんですが、2017年頃オーナーのDavidから
「そろそろ作るからどんなの作りたいか教えてくれ!」
とまたメールが來たのですが、この頃になると私のプレイスタイルがかなり変わってましたので、
CAD図も2015年の物をバージョンアップさせました。
2015年バージョンに対して2mm程度巾を狹くしリムの形も明確なステップラウンドから曖昧なステップラウンドに変更してます。

普遍的なデザインを求められる通常のヨーヨーと違って多くの場合、シグネチャーモデルは個性を出すことが求められます。プレイヤーの意見に寄り添って作るシグネチャーモデルってナマモノなところがあって自分でもデザインのディレクションしてるのでわかるのですがあるプレイヤーのために作っていても今年のトレンドやいまのプレイヤーのスタイルにはまったものが”シグネチャーモデル”であって、來年はまた別の要求になっていたりするので間があくと形狀変わってきますよね。

幅が更に狹くなっているのはタカツさんが方向性を見定めて、達人として熟成されてきているというところもあるかもしれません。幅が狹いことと、エッジが高いので、正確なコントロールが要求されるので経験者向きのデザインですが、このスペックが欲しい人には唯一無二な選択肢になっていると思います。技をするときにヨーヨーの回転に頼って挙動が雑でもなんとかなるのが最近の競技用ヨーヨーですが、パノラマはイメージ的には繊細にコントロールを決めていく人にとってはたまらない魅力がありそうです。雑な例えですが色を塗るときの筆に例えて、最近のバイメタル機種が何でもざっと塗れるハケだとしたらパノラマは技術は要求されるけれど繊細な線の引ける面相筆のような。

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しかしまたしても暫く(3年程)音沙汰がなく、
內心もう別にいいかなとか思ってたんですが、
2020年の2月頃に突然Davidから
「お待たせ!やっとお前のシグネを作る準備ができたよ!」
とのメール。
今回は三度目の正直、比較的トントン拍子でプロトまで進みました。
プロト制作にあたり、CAD自體は2017年の物を使用してます。

2017年バージョンのプロト(以下1st プロト)は大変満足する出來だったのですが、
やはり2017年から好みが変わっている部分もありますので少し違和感があったんですね。
これ言うとCAD描いてくれた友人に怒られてしまうんですが、

なんていうか…

回りすぎるんですよね。

それに安定感もあってとっても高性能。

ただ、1stプロトの出來は素晴らしかったので
このまま製品化でもいいので、2nd プロトは少し冒険してみることにしました。

1st 直徑56mm 巾38mm 重さ65g on ウルトラライト

2nd 直徑56mm 巾 38mm 重さ 63g on ウルトラライト

左Ver2 右Ver1。リムが少しだけ違います。
但し、操作性向上による回転力の犠牲は厭わない”の注訳入りでリクエスト
(重量バランス自體も操作性向上させる為にアレンジしてもらってます)

コロナの影響もあり2nd プロト屆くまで少し時間かかったんですが、
屆いて即日2nd プロトでGOを出しました。

うすうす気づいた方もいると思いますが性能面では1st プロトの方が上なんです、
ただ2nd プロトは私の求めていた、”ふと”した折に手に取ってしまうヨーヨーに仕上がってました。
肩肘張らずに普段著で付き合えるヨーヨーというか、
テレビボードや機にポンと置いてあるヨーヨーみたいな。
恐らく數値では表現の出來ない部分を追及出來たな…と。
(前述のトリックの開発という點でもこの部分は重要でして、私の場合は如何にストレスなくヨーヨーが出來るか?
がトリックの開発速度や質に影響が出るんです)

その感覚、回りすぎると疲れる、と社內では表現しています。高性能なヨーヨーが必ずしも”常に使いやすい”、ではないんですね。
TPOによってヨーヨーを使い分けたいとき、ただ遊ぶときに”競技用モデル”はちょっと手に余るというか。
バイメタル機種など最大外周にウエイトを寄せて一回のスローでギュンギュン回る機種はリムの安定感もあって、
フルパワーで動かせばスピードは出せるし回転力は落ちないのだけど実重量ではない部分で動かすときに力がいるので
集中して”練習”するときではないと手に余る、という感覚がありますね。なのであえて回転力を落とす、というのは分かります。
弊社製品で恐縮ですが、メタルスピンガジェットもそこらへんは意識しています。

すでに理想のヨーヨーの形狀はある程度完成しているのに、それでも多くのブランドが様々な機種を開発して、重心の寄っている場所が異なって模索されているのはその奧深さからだと思います。

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メタルスピンガジェットで思い出しましたが
実は1stプロトをテストしてる段階で入手しまして、
スローしたあと回転が落ちてくのを感じその”フレンドリーさ”にニヤニヤしちゃいました。
これは完全に意図して回らないようにしているな…と。

1stプロトでもう一つ気になった點はサイドエフェクトがウルトラライト搭載の時點で完成されてしまってたんですね。
個人的には完成されてしまってるものよりもやや曖昧な部分があった方が魅力を感じるので、軽量化は選択肢を増やす意味合いもあります。
この部分も見事にハマって、正直私自身搭載するサイドエフェクトは日によって変えたりしてます。

ワンドロップの多くの機種に採用されていてアイデンティティーの一つにもなっているサイドエフェクトは構造設計の面から言うと中心部分の軽量化とは逆のコンセプトなので近年のヨーヨー設計からすると”余計なもの”扱いされてしまうんですが、完成されていて手を加える余地がないメタル機種に重量と重心の変化を簡単に加えられるという面では傑作だと思っています。

ウルトラライトが完成というのも中心部の最軽量がヨーヨーデザインにとっての1つの最適解なので間違いないのですが、真鍮のスパイクをつけてみたり、LEGOでプラスティックパーツをつけて遊んだりの遊び心が発揮できるのもサイドエフェクト搭載機種ならではの魅力ですね。

こうして長い開発期間を経て発売されるパノラマですが、パッケージやその他物作りのこだわりについてパート2で伺っていきたいと思います。

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1月24日放送お晝の怪傑TV119回にアキバ店舗を取り上げていただきました #ヨーヨー http://www.twizzleonline.com/blog/2021/01/25/sgtv/ Mon, 25 Jan 2021 06:04:31 +0000 http://www.twizzleonline.com/blog/?p=13949

先週日曜日チバテレで放送された內容です。公式チャンネルにて公開されていますので共有いたします。

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當面のAKIBA店営業予定について http://www.twizzleonline.com/blog/2021/01/09/1-111-17%e3%81%aeakiba%e5%ba%97%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%83%e3%83%95%e7%b4%b9%e4%bb%8b/ Sat, 09 Jan 2021 05:30:49 +0000 http://www.twizzleonline.com/blog/?p=13941

2度目の緊急事態宣言の発出に伴い、スピンギアAKIBAカルチャーズZone店の平日の営業を取りやめ、當面、土日祝日のみの営業と致します。

店舗の売上が半減以上している中で継続が危ぶまれる中での苦渋の決斷となります。お客様にはご迷惑をおかけいたし申し訳ございません
當面の営業予定は下記の通りです。

現在平日の営業につきましては休業をさせていただいております。
緊急事態宣言終了までは土曜日 日曜日、祝日の営業、2月17日以降は平日水曜日も営業を予定しております。

直近の営業予定は

2/11(木)? だっちゃん 14:00-19:00

2/13 (土)ケント 13:00~19:00

2/14 (日) ケント  13:00~19:00

発熱時のご來店はご遠慮いただき、後來店時はアルコール消毒、マスク著用のご協力をお願い致します。

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アキバ大好き祭りレポ http://www.twizzleonline.com/blog/2020/12/26/%e3%82%a2%e3%82%ad%e3%83%90%e5%a4%a7%e5%a5%bd%e3%81%8d%e7%a5%ad%e3%82%8a%e3%83%ac%e3%83%9d/ Sat, 26 Dec 2020 04:53:28 +0000 http://www.twizzleonline.com/blog/?p=13947

コロナ対策をしてのイベント実施となりました。懐かしい人から常連様まで秋葉原のイベントならではの人たちと久々に會えてよかったと思いました。

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Youtubeチャンネル、Wiredにハリソン?リーが出演 http://www.twizzleonline.com/blog/2020/12/24/youtube/ Thu, 24 Dec 2020 01:55:05 +0000 http://www.twizzleonline.com/blog/?p=13936

 

ヨーヨープレイヤーではない、一般の人に向けてのガチのヨーヨートリック説明。ややもするとこういうチャンネルでは、変なもの、変わったものとして取り上げられがちなヨーヨーですが、マニアックになりすぎずハリソンのキャラクターと相まってかっこいいです。映像として見ていて気持ちいい仕上がりになっています。

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