サブマリン発売記念Webインタビュー #c3submarine

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シグネチャーモデル発売おめでとうございます!
ウォーリーって(増田選手のニックネーム)
いつも海外でしか會わない人のイメージと
日本人があまりいないところにいるイメージがあります(笑。お互い様でしょうけど。

発売できて嬉しいです。ありがとうございます!

どえらい田舎に住んでいますので、大會遠征くらいでしかヨーヨープレイヤーに
お會いする機會がないので、そのイメージは間違ってないです笑

最近最後にTakaさんと直接お會いして色々とお話できたのは、2018年の世界大會でしたね。
大會終了後、ホテルのロビーで自然発生的な打ち上げになったときに、語り合った記憶があります。


海外の大會後のリラックスした雰囲気いいよね。プレッシャーから開放されてて。

部屋に帰り難く、ロビーに朝までいてしまう感じ。懐かしい。

ちょっと昔だと香港で話したのが印象に殘ってます。

2013年のHKYCでしたかね?C3からスポンサーして頂いた翌年で、
ちょうど香港大會もあるし、香港行ってみるかと思って行ってみたら、
まさかの日本人発見!といった感じでした。

僕以外だとTakaさんを含め3人の日本人がいて、僕以外のその3人はパフォーマンスや
ジャッジなどの仕事で來ていたので、何でウォーリーも香港に??
まさかの日本人発見はこっちのセリフだよ~、みたいなやり取りをしたのを覚えています笑

ホント、Takaさんとの思い出は海外でのイベントが多いですね!

海外のイベントで合うと特別な感じあるのと一気に距離感縮まると思ってます。
今日のインタビューもマスダ選手へ、じゃなくてウォーリーと雑談する感じで
少し砕けていって友達ノリで少し失禮な感じになるかもしれませんが距離感縮めて
掘り下げていければと思ってます。よろしくおねがいします。
ではまず、どんなきっかけでヨーヨーはじめたんですか?

お手柔らかにお願いしますね(笑

ヨーヨー歴ですが、一応1997年のハイパーヨーヨー第一期には、ヨーヨーを手に取っていました。

きっかけはコロコロコミックからですが、電車すら通ってない
とてつもない田舎(市町村というよりは、集落!)
に住んでいましたので、認定店も遠方にあり
低學年だった自分には一人で行くこともできず
もっぱら情報源はコロコロコミックでした。

もちろん當時のヨーヨーコミュニティには屬しておらず
ヨーヨーをコロコロホビーとしてまわりの友達とワーキャー楽しむ
當時の少年によくある、一般的なヨーヨーとの接し方でした。

実は集落內では結構上手かったほうで、小學校3年生の時には
いくつかの集落の中心地で行われた夏祭りで開催された
ヨーヨー大會で、優勝した程でした笑(參加人數5,6名ほど。
もちろん完全なる非公式。未だに誰がどうやってジャッジしたのかよく知りません!
漁協か農協のおっちゃんが適當に順位付けたのかな~?)

子供の頃あるあるですね。子供のときに、チャンピオンなるって
結構心に殘るいい経験であとになって思い返すといいなぁと思いますよね。
今の子達にもステージに立ったりミニコンテストでいいので
チャンピオンになる経験をたくさんさせてあげたいと思ってます。

しかし、ブームが終わっていくにつれ、自然にヨーヨーはしなくなりました。
その後、中學校3年生の時に、インターネットのブロードバンド接続
(CATVです。未だ、ADSLはおろか光回線もありません(笑)
が、とうとう僕の田舎でも利用可能になり
そこで何を思ったのか突然
ヨーヨーをネット検索したのです。
そこで初めて見たのが2004年の世界大會の動畫でした。

當時の無知な増田青年は、ヨーヨーのトリックというものは
トリックリストに載っている技しかないと思っていたので、
それはもう衝撃的なものだったと今でも記憶しています。

そこからヨーヨーに復帰するのは自然な流れで、いわゆる「ハイパー1期の復帰組」として、ヨーヨーシーンに入っていきました。

復帰組だったんですね!ネットきっかけで衝撃を受けてというのはエピソード的にも皆さんと同じ流れで共感できる人多いと思います。
復帰から競技にも出場するようになって、最初の頃は1Aプレイヤーとしても大會出ていたと思うのですが
4Aメインになってきた理由ありますか?

オフストリングを始めたきっかけ自體には、実はこれといって特別なものはありません。

ヨーヨーに復帰して、色んなスタイルがあるのだから、とりあえず全部やってみたいな~といった所から
4Aを初めとする全部門のスタイルに觸れ始めました。

ただ、コンテストで4Aに出ようと思ったのには明確に理由があります。
僕が初めてヨーヨーシーンのコンテストに出たのは2006年の夏に九州で行われた「ヨー筑」という
非公式大會だったのですが、この大會に出場するにあたり、とにかく「専門とする部門」を決めようと思っていました。

當時の実力で、フリースタイルに耐えうるものは1Aか4Aしかなく、ちょっとしたオリトリ(死語ですかね?笑)
を持っていた4Aを選択して、ヨー筑に出場しました。
その後、初の公式大會である2007年SJには1、4、5A部門でエントリーし
4A部門で決勝のステージにあがることができました。

その時、「ああ、僕はこの先4A専門でやっていくんだな」と感じ、今に至るといった具合です。

復帰組の人には參考になる流れですね。とりあえず全部門やってみてそこから適正を見つけてみるという。
でも両手でヨーヨーを操る2A、3Aはやっぱ復帰したてにはそれなりにハードルが高いと。

復帰して1年位して、次何をしようか考えている人にも、
今回のサブマリンきっかけで4Aを”専門に”選ぶ人が増えてくれればいいなぁと思います。
バインドをマスターした人が、覚えたての1Aと親和性高い4Aトリックたくさんできるので。むしろ1Aにして遊んでて楽しいので。

大會で華々しい結果を殘して、という形ではなくチーム入りをしていますが、どんな流れでC3に所屬したんですか?

C3に入った年は2012年の7月だったと記憶しています。C3に入る伏線として、2011年に初めて世界大會に出場した時、
そろそろ僕もデルリンのオフストリングヨーヨーを使ってみるかと思い、
競技終了後に會場にいた友達に、「ソーラー」を振らせてもらったことがあったんですね。
フィーリングが好みだったので、帰國後に購入し、同年2011年11月のヨースタイル九州で、初めてC3のヨーヨーと共にステージにあがりました。

そして翌年2012年の年始めに、ソーラーを使用して初めてのクリップビデオ「THE OFFSTRING」を作りました。

そのビデオがC3の首脳陣の目に留まり、Facebookで連絡を取り合うようになり
これが直接的なC3との邂逅で、今思えばC3に加入する最大のきっかけだったと思います。

その後、THE OFFSTRINGはシリーズ化してますね。トリックを見せつつ、エモい。
黎明期のヨーヨー界ってブランドに対する愛やリスペクトが動畫や普段の活動からきちっと伝わったらそこから交流が始まって
気がついたらチーム(ファミリー)になってるという流れがありました。
もちろん今でもあるんですが、そういう意味ではコンテストチーム的な所屬ではなくてC3のファミリーって感じですよね。

もちろん気軽にウォーリーなんて呼んでますが、増田選手は國內外の大會でも
著実に結果を殘しているコンテスタントなので
失禮無いように斷っておきますが、若い子たちに、特定のブランドを使って
大會で結果殘すだけが道じゃないというのも知ってほしいと思い。

話が変わるので別の機會に、スポンサードとは何なのか、という話も色んな人としてみたいです。

チームに入る方法、って人それぞれで近道も方法論もない(オーディション以外)なんですが
メーカーに認知されるってとても大切なアプローチ方法ですよね。

そのブランドが好きな自分の存在を知ってもらう、そこからすべて始まる気がします。

スポンサードプレイヤーになりたい人たちは大會で使うだけではなくて
SNSで自分発信の愛の伝わる映像や寫真、フリースタイルを
メーカーに知ってもらうところからやってみましょう

 

その後、2012年のJNで、來日したシンプソンとウォルターと初めて直接対面しました。
晝食を一緒に買いに出かけ、會場のどこかの地べたに座り込んで3人で食べていたとき
「ショウタロウ、これからもうちのヨーヨー使うのか?」と聞かれ、「使うよ!」と答えたら
「じゃあウチ入るか?」と言われました。これが全ての始まりですね笑

今だと、JNのスポンサーステージで大々的に新メンバー発表!となるところですが
當時はそういう機會もなく、大會終了後3人でコソコソとステージ上にあがり
慎ましやかに寫真を1枚撮ったのを覚えています。ひっそりとした加入でしたが
そういう所も僕に合ってる気がしていたので、本當に嬉しかったですね。

   2011年の世界大會でソーラーを使わせてもらわなかったら!

    2012年の年始めにクリップビデオを撮っていなかったら!

     その年のJNで3人で地べたに座り晝ごはんを食べていなかったら!

 ヨーヨー人生分からないものですね!!

そしてみんな若い(笑

人との出會いと縁とタイミングが全てと言っても過言ではない気がします。
特にコンテストチームになる前のC3の初期メンバーというのは波長があうから
みたいなところから始まってるファミリー感があって好きです。(今もそうだと思いますが)
特に創業メンバーキャラが立ちすぎてて個性が強くて漫畫みたいな人たちなので(笑

ヨーヨーに話を戻して、サブマリンというネーミングの由來はなんですか?
ヨーヨープレイヤー的にはでんぐり返しのイメージがありますがいつかやりますか?

ヨーヨープレイヤーにとってサブマリンは、やっぱり「あの」サブマリンですよね!

4Aでサブマリンというと、2005年世界大會のトミナガユウイチさんのラストトリックが強烈に印象に殘っています。

あーあれ泣きそうになりながらみてた思い出のあるフリーです。
會場で一緒に練習したりしたのもあって思い入れがある中で、曲が最高でした。
有名プレイヤーではなかった狀態で、自分でダークホースって言ってて決勝殘ったのも高まり要素がありました。

僕の4Aでのサブマリンは、、、すいませんアイデア浮かびません!

実は「サブマリン」の名前の由來は、ヨーヨートリックのサブマリンではなく
その名の通り「潛水艦」から來ています。

オフストリングですと、「空中」や「空に浮かぶもの」などが連想されますが
そことは全く真逆の、「深海」を探検する「潛水艦」がコンセプトです。

一説には、深海には未だ解明されていない謎が多く、オフストリングの醍醐味である
「空中のトリック」ではなく、まだまだ手つかずのちょっと変わったオフストリングトリックを
「深海の謎」に見立て、そこを探索するイメージです。

ノーチラス號的な感じですね。ネーミング由來も今回のシグネチャーモデルの性能を反映していますね。
今までにないヨーヨーを発売することでそれを使い込んで新たな海溝や未知の生物が発見されるのかもしれません。
プレイスタイル的にもあまり人とかぶらないスタイルですよね。

自他ともに認めるユニークなスタイルで獨特のプレイスタイルを貫くためにギャップが
広いオフストリングを使うという他の人にあまりみられない選択肢をした理由はありますか?

実は2012年のJNまでは、一般的なギャップ幅で、リジェネレーションなども構成に取り入れるスタイルでした。

スタイルがガラっと変わったのは2013年のSJでのフリースタイルからですね。

今にもまして、ほとんど1Aのようなフリースタイルですし、同年のJNも1Aライクです。

當時リジェネトリックや體回りのコンボなどがどんどん過熱していきレベルが上がっていく中

「これは俺ついて行けんよ~體痛いよ~~みんなヨーヨーうますぎるよ~~~」

という悲痛な僕自身の叫びがありました(笑

そこで、こういうメインストリームのトリックはみんなに任せて
僕は別の方向に舵を切ろうと考え始めました。

さらに言えば、そういえばもともとほかの人とは違うオフストリングやってたじゃん
2011年のAPなんて、ハブスタック付けてやってたし俺!と思い返して(笑


2分過ぎのいきなりヨーヨー摑む流れ好きですよ。

 

「は?」

 

ってなります。
突っ込みたいところはいくつもあるけど

1)一応、最初にハブスタック見せて期待値上げてるけど2分過ぎるまで何もしないから
観客がややハブスタックの存在を忘れてるところにぶっこんでる
2)一般の人はヨーヨーを手で摑んでるようにしか見えないから更にすごく見えるという。
3)しかも競技界的には無加工のヨーヨーでそれをやるからおーというところをハブスタック
使うという(でも見た目には同じ現象なので正しい選択)。
4)AP的にはヨーヨーつかみはSeanとかのお家蕓じゃん?というツッコミ

まだまだ突っ込みきれない(笑。

ネガティブな意味じゃなくて全員が全力で戦っているところにこういう楽しいことできるのAPだったからというのもありますが、大好きです。

いや~Takaさんなら覚えててくれてると思ってました、ありがとうございます!

加點とか減點とか、ほんと何も考えてないですね。もちろん今もです(笑

それ楽しくヨーヨーを遊んで続ける上では、大事。

大會に出る人は、大會で評価されるためにヨーヨーしてる面もあるけど、遊ぶ上では、やりたいこと曲げる必要もなく。

ただ実力ないと決勝でやりたいこともできないので実力ある人だけが許される遊びですね。

そこから何とか競技シーンとのバランスを取りつつ
メインストリームではない変わったオフストリングスタイルを構築していけるか考え始めました。

もちろん未だに試行錯誤の日々です。

その結果、オフストリングの華である、リジェネ系の空中戦はばっさりと捨て始めました。
僕がやらなくても、怪物がうじゃうじゃいますし(笑

リジェネはしない!いや、できない!と考えると

自由になるのがギャップ幅と糸の長さでした。

リジェネを捨てればギャップ幅は広くても問題ありませんし、糸も長くできます。

むしろ糸は長いほうが広めのギャップ幅にマッチします。

こういったコンセプトの元、4Aをプレイしていくにつれ
次第にギャップ幅は広くなっていきました。

今回のサブマリンができるまでは「ネオソーラー」を
メインに使用することが多かったのですが
付屬スペーサーで設定可能な最大ギャップ幅では
物足りず最終的にはベアリングシムを利用して
セッティングしていました。

2019年のJNもシム調整したネオソーラーを使用しています。

2019年になってもシム使って競技してる人いないだろうな~って思っていました。

おそらく、ギャップ幅は4Aを専門にしているプレイヤーの中では最大だと思います。

背景知らずにフリースタイルの動畫を見ると
きっと皆さん、他の部門の人は特に、ヨーヨーの戻し方があまり
うまくない人なんだろうなと思ってしまいがちなんですが
ギャップが極端に広いので今までの機種だとそういう戻し方にならざるを得ないという。

リジェネを切り捨てるというのは4A的にはすごい決斷だと思います。
特に加點を意識してしまうとその選択肢をすることで
できることの幅が一気に狹まります。普通は(笑

そこを逆手に取って、ギャップが広いことで他の選手がヨーヨー的にできない動きを
さり気なく挾むのがスタイルになっていると思います。
特にベアリングの周りに1周巻きつけてヨーヨーの動きを
キビキビとコントロールするのは見ていて気持ちいいです。

1Aというよりディアボロ的な動きも感じます。

ここらへんは一期ハイパー世代がいろいろなスキルトイに觸れている強みかもしれません。

プレイスタイル的にリジェネ多用、ではありませんがバリエーションを保つために
一応やりますよ的な感じで、ちょくちょく入れてくると思うのですが
MSDなサブマリンでリジェネをするときに注意點などありますか?

ギャップ幅を最も広く設定できるMSDスペーサー(青色)を
使用してのリジェネですが、もちろん一般的な1本ラッソーなどはやりにくいです。

2018年や2019年のフリースタイルで僕がやっているような
1Aのバインドのようなリジェネレーションこそ
このMSDスペーサーでしかできないリジェネだと思います。

ここらへんの動きですね?普通より1手間多い巻き上げ方してます

(同じ動畫ですが頭出ししてあります。文章読みながら見る場合はリジェネしたら一度止めて次の文章に行って大丈夫です)

はい、ひと手間多く、2重巻きにして、勝負はそれからのリジェネですね。

もしくは、広義のリジェネに含まれると思いますが、こういうのもそうですね。

完全に1Aライクなリジェネレーションです。多分オールドスクールですよね。これに関しては、加點されるのかどうかは一度隅に置いてください(笑

この動き、自分も2000年X部門でやりました。これしかやり方なかった時代の話です(笑

僕も幅広ギャップでのリジェネは試行錯誤していますが、1Aのバインドを意識したリジェネに何か未來がありそうです。

付屬の紐はまぁまぁ太いのでいいのですが、MSDで使う場合、普通の太さのSGHGストリングやSGハイライトなどにするとスカリがちなのでこの戻し方覚えたほうがいいです。

昔からある動きですが個人的に今日から、サブマリンリターン(仮案)と呼ばせていただきます。

1A機種で4A出ていた人たちや、ビッグYo時代の巖倉選手が多用していた動きだと思いますが
普通の4Aギャップのヨーヨーでやったらまず間違いなく噛みます(笑

サブマリンならこの巻取りしてもきれいに次のマウントのときに
きれいに抜けてバチッと回転かかって気持ちいいので試してみてください。

1Aってパンチングバックをひっさげて全米大會優勝したSakamoto選手以降
ルールが変更されて、
バインドが主流になってきてからトレンドとしては
しばらくループもリジェネも忘れていて
1Aファイナリストでもダブルはおろか
ループもあまり上手くないというのが
當たり前の時期がありました。

そんな中、バインドを使ったリジェネ(シュート?ザ?ムーンしてた
チア選手のあたりかなぁ?)がリジェネの概念を
1Aに持ち込んで一気にバランス良くなって
ヨーヨーがトータルでうまい必要が出てきました。

そういう意味では、ウォーリーは1Aもきっちりやっていた
部分があったのでその発想があったのかと思います。
4Aでのバインド的な要素を持ったリジェネという概念はとても斬新で
バインドだけど紐が離れてるというのは
そのとおり可能性はたくさんあると思います。

1本ウィップも2周させる紐さばきとかあり得るかも。
戻りのタイミングが他の人と変わってくるのでスタイルにも
影響があって見た目もユニークになると思います。
あとストリングを複數かける技に向いてるので
ストップアンドダッシュ系がもっと突き詰められそう。
(注:この文章はオフィシャル映像公開前に書いているので見てません)

Eto選手のやっていたエンジンとかの動きにも幅が出せそうです。

M:1本ラッソーの二重かけ!これはですね、色々とやってはいるんですが、まだ実用化できていません(泣)

4Aでいうと、Eijiリジェネが爆誕し、2000年代中期にカミムラジュンヤ選手がその裾野を押し広げ始めて
からというもの、過熱し続けてるエレメントですね。

リジェネからのコンボないしは、

大技ドーン!!

は4Aプレイヤーの腕の見せどころですし、個性が現れる瞬間ですね。

ちなみに、C3のyoutubeチャンネルから公開されているサブマリンのPVでは
奇妙なストップアンドダッシュ系と1Aライクなリジェネレーションの派生技を
2つ入れ込んでおりますので、ぜひそちらもご覧ください!

パッケージ開けたら、ギャップが最大幅が標準狀態での発売で

 一般的には”使いにくい”と言われかねない

セッティングですがシグネチャーモデルはこうあるべきだと思いました。

発売のときスペーサーがたくさんつくのですが、その経緯や
どうして開けポンが最大ギャップになったのか教えてもらえますか?

M:そうなんですよ、開けポンで最大ギャップ幅なんですよ!

開発も終わり製品版を待つ間、僕も初期搭載のスペーサー
が気になったので香港に問い合わせました。

「さすがに初期搭載は普通のギャップ幅になるスペーサーにしたよね?」

と聞くと

「何言ってんだ!ショウタロウのセッティングが標準だよ!もう組み立ても終わるから待ってろな!」

と返ってきました。

あ~ほんとこの人たちは本當に、「愛すべき何とやら」だと思いましたね(笑


今回は計4種類のスペーサーが付屬します。

ギャップ幅を「狹め(ゴールド)」「普通(グリーン)」「広め(パープル)」
に設定できる3種類に加え、さらに一段上の

「超広め(ブルー)」(標準)

に設定できる青色のスペーサー、開発陣では「MSDスペーサー」と呼んでいたものが付屬し
これが初期搭載のスペーサーとなっています。

もちろん「MSD」はMaSuDaのMSDから取っています。
これを使う人はショウタロウだけだろうな~、俺以外こんなスペーサー誰が使うんだよ~
などと言い合いながら開発していました。

 


シグネチャー開発のその愛と熱量のあるストーリーとても大好きです。

もともとこのインタビューもその話を聞いたときにそれを紹介したいがために書き始めたところがある(笑
のでこの記事の中でも多分、クライマックスの1つのエピソードです。

MSDスペーサー、自分で思っているほど変なセッティングじゃなくて
戻し方さえ出來ていれば紐を重ねても戻ってこないので

色々面白いことができます。むしろサブマリンはMSD以外では
魅力が正しく伝わらないかもくらいの勢いなので
皆さんもまずはMSD狀態に慣れてみてください。

サブマリンの中で気に入っていることとかこだわりのデザイン(フォルムなど)があれば教えて下さい。
1Aバイメタルが巨大化したようなシルエットですよね。プレイスタイルから來てるんでしょうか。

M:実はこの「サブマリン」、ちょっとした元ネタがあります。
それは「マスターギャラクシー」というC3yoyodesignの1Aヨーヨーなんです。

確か2012年に発売されたヨーヨーだったかな

このヨーヨー、2017年には「リマスターギャラクシー」、2020年には「ギャラクシーダイバー」
としてリメイクされています。

初代は知らないけど、リメイクされたものだったら知ってる!という方もいるのではないでしょうか。

僕がC3に加入したとき、この初代マスターギャラクシーのプロトタイプをプレゼントしてもらえたのです。
このマスターギャラクシーが、今も手に取って振るほど、もの凄く好みなフィーリングだったんですね。

タッチは柔らかいし、幅は広いし、重いヨーヨー大好きだし。

2019年に僕のシグネチャーを作るって話しが出たときに、何かアイデアは無いか?と言われ

すぐに思いついたのが、マスターギャラクシーをオフストにしてくれ!でした。

 

あーーそういう話聞きたかったんです。最高です。
インタビューしててよかった。この記事のクライマックスはギャップ幅じゃなかった(笑

既視感あるデザインで線のとり方が4Aのセオリーとは関係ない
裝飾的な部分を感じてなんだろうという疑問があったのがすっと落ちました。

それそれ!そういうエピソード求めてた!って感じですか?笑

僕はヨーヨーの設計理論などはてんでからっきしなので、
大まかに理想とする重さや直徑、有効幅などを伝えて、
後はもうC3の開発陣にお願いしました。

數回のプロトタイプを経て、これなら!と思えたのが製品版のサブマリンです。

初代マスターギャラクシーとサブマリンを比較すると、細かい意匠は異なりますが、中央からリムまでのフォルムは結構似ていると思います。

 

確かに、ほぼ同じですね。

今回、アートワーク周り(パッケージ、ロゴ)がいつものC3のデザインのテイスト(C3のチーフデザイナーDoro Chan氏)
とはちょっと違うと感じたのですが、どんなコンセプトで誰がやってますか?

最初、ロゴのデザインはどんな感じが良いか聞かれた時、個人的には西側(アメリカン)的なポップアートの雰囲気が好きで
他には「潛望鏡」は取り入れてほしいな、ということだけ伝えました。その後は、香港のDoro Chanにお任せしました。

西海岸っていうディレクションがあったからか、ロゴやパッケージの感じが、いままでのC3とは違う感じがしたんですね。
Doro氏のデザインってC3の線で構成されるサイバーなイメージで捉えていたので新鮮でした。

ヘッダーのデザインが、家と山と海で構成されて、肝心の”サブマリン”は出てこないわけですが(絵のフレームはむしろ地上)
これはパッケージ全體で表現するために、ヨーヨーの入っている銀のパッケージが
海の中でヨーヨーがサブマリンそのもの、という解釈の構成でしょうか?

凄い考察ですね。Doroが聞くと、「え、そんな所まで考えてくれたの!?」といった具合に、絶対喜びますよ!笑

これに関しては僕もTakaさんの考察は正解なのでは!?と思ったので、
Doroに問い合わせてみたところ、「大正解!」だそうです!(笑

<<インタビュー中にリアルタイムで聞いてくれました>>

Doro曰く、このコンセプトは他のプロダクトでも使用したことのあるアイデアとのことですが
今回の「サブマリン」との相性がとても良くマッチしており、
必然的に今回もこのコンセプトを利用したみたいです。

やったー!パッケージもセットで保存決定。

そうなるとこの背景もモチーフが存在しそうですね。

実はこのヘッダーの家や山や海、僕の地元の風景なんです!

C3の香港勢(ウォルター、ドロー、シンプソン)が僕の地元に遊びに來てくれたことがありまして
後ろには山、目の前には海、まさに絵に描いたような田舎なんですけど
ここの風景をいたく気に入ってくれたようでして。

サブマリンという名前を僕が提案した瞬間には、Doroにも何かひらめいたものがあったのではないでしょうか。
まさか地元の風景がそのままアートワークになるなんて、僕自身も最初に見たときはびっくりしました。

いつかその聖地探訪したい(いや、します!)。ヨーヨー的な観光名所になりそう?

オーナーが実家に遊びに來てくれるようなファミリー感。すごいなぁ。

他のチームメンバーはMSDなサブマリンで1Aやったりしてますね。大きいので見栄えの良い1Aヨーヨーだと思います。

パフォーマンス中に、道具の形を変えてしまうと仕掛けがあるのかなと思いますが1Aと4Aを見た目同じ同じヨーヨーでやるとより一層技が引き立つ気もします。

 

MSDスペーサーを利用すれば、1Aのギャップ幅とまではいきませんが、そこそこの1Aができるくらいには、糸がすべってくれます。

チームメイトの巖倉玲選手には、オフストリングヨーヨーとしても高評価を頂け、さらにはMSDスペーサーを利用すれば、視認性が重要視される1Aのパフォーマンスにも可能性が見出せそう、とのことでした。巖倉選手のツイッターでも4A、1Aのテストプレイ動畫が見れますので是非チェックしてみてください。

https://twitter.com/Rei_4A/status/1367038288075255810

https://twitter.com/Rei_4A/status/1367058983811387393

同じくチームメイトの5Aプレイヤー、石川空選手も、本人のシグネチャーモデル「IX」の紫色のスペーサーをサブマリンにセッティングし、5Aを練習することもあるそうです。

https://twitter.com/sora_yoyo/status/1367068022461116417

最後にベタですが、本人のオススメセッティングを教えて下さい!

 

現在、僕のサブマリンのセッティングは、ギャップ幅が最大となるMSDスペーサー(青色のスペーサー)を両面に入れ
C3純正のホワイトシリコンパッド、ベアリングは凹型ベアリングをセッティングしています。
ストリングスは「ナイロンのKストリング、太さは1.5」を使用しています。

どう考えても、人様におすすめできるセッティングではございません。

これを使いやすいと思えるプレイヤーは僕だけだと思います(笑

ちなみに、サブマリンのPVで使用しているホワイトボディのサブマリンはこのセッティングとなっております。

普通のオフストリングをご所望の方は、付屬の金色もしくは緑色のスペーサーを使用して頂ければ、一般的なオフストリングヨーヨーとして使って頂けます!

何度も言ってますが最大ギャップの4A、色々可能性を感じるのでスペーサーを変える前に試してもらって、スペーサーを変えて色々セッティングをしてみてまたMSDに戻ってみてください。

當初はこんなに長くなる予定じゃなくて最大ギャップで発売するC3の心意気いいよね!で止めるつもりだったのですが気がついたらたくさん聞いてしまいました。通常のインタビュー記事だと何日かに分けてやり取りしてるんですがこのやり取り1日(というか數時間)でグーグルドキュメント上でオンラインで畫面を共有しながらチャットソフトのごとく文字が浮かび上がっていく、リアルなインタビューのやり取りで、それを短時間で終わらせてくれる熱量と情報量は、さすがシグネチャーモデル出す人だと思いました。ウォーリーこと、マスダさん、ありがとうございます。(本名で呼んだこと無いので違和感)

この文章を最後まで読んでいただいた方もありがとうございます。ツイッターだと圧倒的に伝わらず、フリースタイルの映像には入れる場所がなく、雑誌などの紙面だと文字數の制限等あり通常ならこんな長い記事は書かずに要點をまとめるのですがヨーヨープレイヤーとして生きてきた人の言葉に削るところはなく、ご本人もいらないところは切ってください、とおっしゃってましたが、クジラじゃないですが油、骨1本まで無駄なところはなく、できるだけご本人の発言を採用させていただきこのような形になりました。

フリースタイルに見えるすべての事象もそうですが、ものつくりにもその形、その色、そのパッケージになっている様々な理由が必ず存在します。

その人の人となり、生き様が反映されているのが僕の好きなシグネチャーモデルです。

またそういう機種に出會えて縁があれば、これからもこのような形で不定期で記事を書いていければと考えています。

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